この腕の中で君を想う


私が椅子に座るのを確認すると、真沙美は合掌する


私もそれにならって手を合わせる


こういう所もきっちりしている人だから本当に感心しっぱなしだ



「「いただきます」」



言うのと同時にお腹の空いていた私は勢いよく食べ始めた



「そういえば…真沙美今日仕事は?」

「話すか食べるかどっちかにしなよι」

ご飯を口に含んだまま話す私に真沙美は眉を潜める








真沙美はあまり裕福な家庭ではない為、学校に行くお金が無くて…私より頭が良いんだけど学校には行かず仕事をしている

何の仕事をしているかは教えてくれないけど、月給が良くて融通のきくかなりいい仕事らしい

危ない仕事なのかな…なんて少し不安なんだけど、真沙美が言いたくないのなら言ってくれるまで辛抱強く待とうと思っている


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