この腕の中で君を想う



「なら良いんだけど…お前目が少し腫れてて赤いから喧嘩でもして泣いたのかと思った」



「寝不足かな~ははは…」


何も知らないんだから悪気は全く無いのは分かっているんだけど


達巳の笑顔と言葉が私の心にグサグサ突き刺さる


ハァ…


喧嘩ならまだ良かったよι




今日何度目か分からない溜め息をつくと



「家に帰ったらすぐに着替えて…」


再び窓の外へ顔を向けてどうでもいい事を考え始めた


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