この腕の中で君を想う



「…寝過ぎたか」



体が重くて怠い


あれから私は家に着くなり二階にあがってそのままベッドに倒れ込むと

ご飯も食べずにそのまま死んだように眠ってしまった



それで、気がついたら朝だった…


というわけだ



「髪くくって~」


「あ~…はいはい」


ゴムを差し出しながらピョンピョン飛び跳ねている妹をたしなめて「座って」と一言いう



「はぁ~い」


間延びした声で素直に椅子に座る姿を見て


まだまだ子供なんだなぁ…って思わず顔が綻んだ


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