この腕の中で君を想う


「はぁ!?盲腸じゃないし……あっ」



もしかして


お母さん!?



連絡入れてくれたのまでは良いけど

もっとましな嘘考えといてよι


「う、うん!!薬で治っちゃった」


「そうなんだ。良かったね」


それを聞いて安心したようにニコッと笑う

栗色でサラサラな髪が左右に揺れて綺麗だった



「うん。それよりさぁ…」


私はアハハ…と笑いながらさりげなく話題を変え、なんとかその場をやり過ごすことが出来た



――――――――…‥


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