ストーカークラブ
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 信太へ

 私は今でも信太を愛しています。
 信太の指先一つ一つさえ愛しく、目を閉じても思い出す事が出来るのです。
 信太が何処へ行き、誰と会うのか全て知りたかった。
 私は信太が居なければ生きていけません。
 信太も同じ気持ちでしょう?
 私に会いたいはずだから。
 今度の日曜日、夕方の四時に信太の家の側にある公園に来て下さい。
 もし信太が来なければ、私はもう生きてはゆけないでしょう。

              美奈子より
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 信太はその手紙に驚愕した。
 別れ話しをきっちり言うつもりでいたが、言ったらどうなるのだろうか。
 そう考えると震えが止まらなかった。




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