ストーカークラブ
第十五章　ストーカークラブ閉鎖
　真相に辿り着き、数ヶ月が経った頃、信太の側には優子がいる。
　今ではれっきとした信太の彼女だ。

　陽一達はみんな、信太が優子を射止めた事に羨ましがりながらも、心から祝福してくれた。そして飲み会の席で陽一は、


「まさか、あのサイトの管理人が優子だとは驚いたよ。でも納得だな！　真っ直ぐで、素直な性格は昔と変わってないもんな〜。変わった事と言えば、バイクの暴走やめたくらいか？」


「陽一さん、それいつの話しですか〜。バイクはもう乗ってません！」


　みんながどっと笑った。


「信太、ホント良かったな。色々大変だったけど、その分、優子と幸せにな」


「ああ。陽一には何度も助けられたよ。みんなにもさ。本当にありがとうな」


　俺は良い仲間を持った。
　この先もずっと大切にしていこうと思う。


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