王国ファンタジア【流浪の民】外伝~震える大地
遠いお茶会
「ええっ!? マルタたちの処に行く途中なの!?」
地に降りて、聞いた言葉に目を丸くした。
「ついでだ、お前も来い」
ベリルの言葉はすでに決定、反論する余地は無い。
ユリエスは仕方なく肩を落として同行した。
「アップルパイ1つでエナの処まで行くなんて……」
「元気でいるかも確認出来る」
アップルパイはきっかけにしか過ぎない。
そうしてベリルたちは、エナたちのいる村、ナーディンに足を進めた。
流浪の民の集落も辺境にあるが、妖精の住む村ナーディンもまた辺境にあった。
国の端から端を縦断する形になる。
高値で売買される対象である妖精。その村にマルタは住んでいる。
すでに滅びたとされている月灯の民の生き残りであるマルタ。
それにもめげず、彼女は明るく元気に生きている。
地に降りて、聞いた言葉に目を丸くした。
「ついでだ、お前も来い」
ベリルの言葉はすでに決定、反論する余地は無い。
ユリエスは仕方なく肩を落として同行した。
「アップルパイ1つでエナの処まで行くなんて……」
「元気でいるかも確認出来る」
アップルパイはきっかけにしか過ぎない。
そうしてベリルたちは、エナたちのいる村、ナーディンに足を進めた。
流浪の民の集落も辺境にあるが、妖精の住む村ナーディンもまた辺境にあった。
国の端から端を縦断する形になる。
高値で売買される対象である妖精。その村にマルタは住んでいる。
すでに滅びたとされている月灯の民の生き残りであるマルタ。
それにもめげず、彼女は明るく元気に生きている。