王国ファンタジア【流浪の民】外伝~震える大地
[お前といると退屈しない]
「それは良かった」
皮肉を皮肉で返しながら、白いドラゴンと馬の手綱を引く青年は建物をあとにした。
時はすでに夕暮れ時──
『ソード・オブ・ドラゴン』
と、いつしか名付けられる事になる剣がベリルの腰で、そのアメジストを輝かせていた。
[処で、誰の存在が全ての力を凌駕するって?]
「さあ」
とぼけて言った。太陽が傾きかけた平原、1人と1匹は呑気に歩みを進めた。
END
next→「裂けた傷口」
「それは良かった」
皮肉を皮肉で返しながら、白いドラゴンと馬の手綱を引く青年は建物をあとにした。
時はすでに夕暮れ時──
『ソード・オブ・ドラゴン』
と、いつしか名付けられる事になる剣がベリルの腰で、そのアメジストを輝かせていた。
[処で、誰の存在が全ての力を凌駕するって?]
「さあ」
とぼけて言った。太陽が傾きかけた平原、1人と1匹は呑気に歩みを進めた。
END
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