王国ファンタジア【流浪の民】外伝~震える大地
「……不老不死?」
ベリルはいぶかしげに目を細めた。
「で、私にそれを施してお前自身にあてる。という訳か?」
その答えにたどり着いたベリルを褒めるように、レジカはニコリと笑った。
「不死など必要無い」
「わたしには必要なんだよ」
それに一瞥して、ベリルは立ち去ろうとした。しかし、レジカはそれに口の端をつり上げる。
「ホムンクルスが抵抗した時のために、わたしが何をしたと思う?」
「……」
足が動かなくなった。
「そう。主人に抗えないようにすり込みをした。当然だろう? 危険な存在なのだからね」
「……貴様」
ベリルの表情に怒りが宿る。
「ディナス」
つぶやくと、大きな音と共に壁を突き破り70cmほどの剣が飛んできた。
柄には輝くアメジスト。
ベリルはいぶかしげに目を細めた。
「で、私にそれを施してお前自身にあてる。という訳か?」
その答えにたどり着いたベリルを褒めるように、レジカはニコリと笑った。
「不死など必要無い」
「わたしには必要なんだよ」
それに一瞥して、ベリルは立ち去ろうとした。しかし、レジカはそれに口の端をつり上げる。
「ホムンクルスが抵抗した時のために、わたしが何をしたと思う?」
「……」
足が動かなくなった。
「そう。主人に抗えないようにすり込みをした。当然だろう? 危険な存在なのだからね」
「……貴様」
ベリルの表情に怒りが宿る。
「ディナス」
つぶやくと、大きな音と共に壁を突き破り70cmほどの剣が飛んできた。
柄には輝くアメジスト。