【短編】happy!
生徒が各々ペアを組んで、ボールをパスしあったり、リフティング?をしたりしている。
だけど、真面目に授業に取り組んでいる生徒とは反対に
ある校庭の一角では、おしゃべりをしているだけのような生徒の集団が出来ていた。
開放してあった教室の窓からは、キャハハハ!なんて女の子の楽しそうな甲高い声が聞こえてくる。
あ、あんなことしてて先生に怒られないのかな…。
凄いなぁなんて思いながら、その集団の中心をなんとなく見つめた。
「…………んっ…?」
…あ、あれって…もしや……。
そのまさかの見覚えのある人物に、目をパチクリパチクリさせてしまう。
相変わらず、校庭からはキャハハなんて高い声が聞こえてきて。