兄貴は家庭教師...?《平凡妹Xイケメン兄貴》


「・・・お前、どうした?
 もちっと寝とくか」

俺はサクラの肩を握り
部屋へ戻そうとした。

「話逸らさないでよ!
 アタシ・・・・本気よ?」

サクラは肩の手を振り落として
俺にそう告げた。

「・・・・何言ってんだよ。
 俺たち兄妹だよ?
 さ、早く寝ろって」

「お兄ちゃん!!!!」



やめろよ・・・

サクラ、お前・・・


「約束、破るようなことすんな」

俺は横目でサクラを睨み付けた。





「一体・・・・・」


「いつまで現実逃避するつもり?」



俺は振り返った。









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