兄貴は家庭教師...?《平凡妹Xイケメン兄貴》
「お邪魔しまあす」
夏樹の家に来た。
夏樹はお茶を出してくれた。
「お前、また
最近元気ねーよ?」
優しい顔、
優しい言葉、
優しい手。
その手で私を撫でてくれる。
「そんなことない!
大丈夫だよ」
私は笑顔を必死で作る。
何で、作ってるの?
自分が意味不明になる。
夏樹に心配かけたくない。
この胸の内をさらけたくない。
きっと嫌われるから。
戸惑う私の表情を
夏樹はずっと見つめていた。