兄貴は家庭教師...?《平凡妹Xイケメン兄貴》
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「出会いは単純だよね」
満天の空の下、
隣で微笑む愛しい人。
「え?どういうこと?」
私は彼の言葉に首を傾ける。
「たまたま同じ学校だったり、同じクラスだったり、電車が一緒だったり、道端ですれ違ったり。
俺達の周りにある出会いは、単純なんだよな」
彼はそう言って煙草をふかす。
「そうだね・・・」
深い理由なんか考えずにそう答えた。
「けど、その単純を
運命と呼ぶのなら、俺・・・は・・・・・」
突然話すのを辞めたかと思ったら
隣で寝息を立てる彼。
「あ~・・、寝てるよっ」
すると、突然涙が溢れ出してきた。
「ァレ?・・・何で・・」
頬を伝う涙はいっこうに止まらない。
何で、泣いてるの?