俺の隣の俺の女


もう家の前に着いちゃった


あたしはしょーちゃんの
自転車を降りた


「しょーちゃんバイバイ」


「ん、またな」



「・・あ、」



「・・・・えっ?・・んっ」



短いけど甘い甘いキス



突然だからビックリした



「・・・明日」



「え・・?」



「明日、朝も放課後も
ちゃんと待っとけ」



「うん!」



じゃあなって
自分の家に帰っていった



「・・・・っ」



多分真っ赤な顔


あたしは
しばらくここから
立ち止まったままだった




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