俺の隣の俺の女



「・・もう、2時か」


あたしはすっかり
眠っていた。


・・愛心配してるかな?



戻ったほうがいいのかな?

でも今は誰にも
会いたくない。



あたしは帰ることにした



立ち上がった時



きゃはは



嫌な甲高い声が聞こえた



肩が震えた



下を向いた時
見えたのは4人の影



「あれ?あんたじゃん」


「なに、また良いこと
してほしいの?」


あたしは足が震えて
固定できなくなり
バランスが崩れた



「ふふ・・あんたもバカね
来なかったら傷も
増えないのに」



「でもあんたが悪いのよ。あたしたちは悪くない。
あんたがあたしの
言うこと聞かないからよ」


くすっと笑って
あたしに近づいてきた


「早くあきらめなさいよ」


さっきとは低い声で言った



「別れません」



「しつこいわね、
早く別れろっていってんだろーが!!!!」



またぶたれると思った時



ドアが開いた



そこには・・・・・







あたしの大好きな人がいた




< 165 / 200 >

この作品をシェア

pagetop