俺の隣の俺の女
「・・・おまえか」
すごく低い声で
翔は
その女のリーダー(?)
に近づき
「・・・・う″ぐっ・・・」
女を殴った
女は受け身がとれず
地面に倒れた
「女だからって関係ねえ。まだまだこんなんじゃ
たりねーぞ?」
女の服を掴み
そのまま浮かせて
投げ飛ばした
「次、誰?こいつ苦しめたの?」
残りの女は
ビクビクしていた
翔はその女に近づいた
違う
違う
こんなの翔じゃないよ
あたしの好きな翔じゃない
「・・ッ・・しょぉ、
もっ、やめて?もぅ、ぃぃよ」
涙で上手く話せなかった
その代わり翔を後ろから
抱きしめた
「いつもの翔に
戻ってよ・・」
「・・・でも、こいつらが
未夢を・・・「あたしは翔にこんなことしてほしくないの、あたしの好きな翔でいてよ」
「・・・ねっ、だから
もうおしまいにしよ?」
あたしはハンカチを
翔に渡して拳の血を
拭かせた