俺の隣の俺の女
「仲良さそうにしてる所を見るたびむかついた。
だからちょっと脅してやろうと思った。
けど、あんた全然諦めなかったから余計にむかついた」
「・・・・・グスッ
どぉしてあたしじゃないの?翔ッ?
こんなに好きなのに」
先輩は涙を
ポロポロ流しながら
翔を見ていった
「・・奈々
悪かった。
全部俺が半端なことしてたから駄目だったんだ。
ごめん・・・」
「・・・・グスッ。
い・・今さら謝んないでよ」
「うん・・・奈々、
俺はこいつが好き」
あたしを指差して
少し微笑んだ
「・・そっか
じゃあ今日でキッパリ
あきらめるよ。」
「あ、それと翔は覚えてるかわからないけど
翔に関係ある人ばっかり」
奈々さんは
あと3人に指差していった
「「「み・・未夢ちゃん。
本当にごめんなさい」」」
女3人は深くあたしに
謝った
「もう、いいですから
顔をあげてください」
「・・今までごめん」
翔が三人に謝った
「・・・あたし翔と関係持てて嬉しかった。
ずっと憧れてんだ。
だから謝んないでよ。
あたし達の方が
ひどいことした
その代わり未夢ちゃんは
大事にしてあげて?」
「・・・もちろん」
「「「「本当にごめんなさい」」」」
そう言って
四人は屋上をでた