俺の隣の俺の女
確かに
あの人達がしたことは
最悪だけど
翔を思う気持ちは
同じなんだよね。
多分あの人達は
すごく良い人なはず・・
ただ
翔が好きで好きで
止められなかったんだ。
「・・・ごめん
なんかおかしいなって思ったけど気づかなかった。
もっと早くに
気づいてたら・・・」
「もう解決したから大丈夫だよ?あたしはただ解決したくて喧嘩を受けただけ」
「・・・・・でも全部
俺が半端なことしてたから」
「・・・確かに
そうかもしれないね。
でもね?
過去よりこれからが
大事でしょ?」
翔が少し半泣きで
あたしを抱きしめた
「・・・・っ
ごめん、今度からは絶対
守るから
絶対絶対守るから・・・」
「・・うん
でも守らなくてもいいよ」
「・・・・・え?」
「・・・その代わり
ずっとしょーちゃんの
隣にいさせてね♪
約束だよ?」
笑顔でそう言った
守らなくてもいい。
どんな事より
翔が隣いないことの方が
よっぽど怖い
「・・・・・・当たりまえ」
そういって
キスしてくれた
ねぇ
翔ちゃん。
あたし翔ちゃんが好き。
一番好き
だから隣にいさせてよ?
やっと
伝えられた言葉だった