俺の隣の俺の女



「おはよ~♪未夢っ♪」



いつのまにか学校にいた
あたしの親友
愛に抱きしめられた



「おはよ!愛♪」



気分がのれないけど
あたしは元気に答えた



「愛・・あたしね
また、翔に断られた」




「まぢ?毎日じゃない?」

「うん・・
学校に一緒に来たこと
帰ったこと
一度もない」


「えーっ!
付き合ってんのに?」



誰からでも
言われるその言葉


あたしを壊していく







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