溺愛ラバーズ
それから俺は冴子と話し込んでしまい、まりあの存在を忘れてしまっていた。
どのくらい話してたかなんて時間はわからないが、俺の隣にいたまりあはいなくなっていた。
「公衆の面前で浮気なんて最低ね。」
怒気の含んだ声が聞こえ、顔を横に向けると仁王立ちした妹がいた。
「誰この子?知り合い?」
「まりあの妹だ。」
妹は俺と冴子を交互に睨み付ける。
「さっきはお姉様がああ言ったからしょうがなかったけど、今は邪魔していいのよね?」
本当に…どこまでも邪魔をするのが好きなんだな。
「で?この人誰よ?お姉様より大事なわけ?」
「君には関係のない事だ。」
「関係ならあるわ。私のお姉様の婚約者が浮気してるなんて大問題よ。」
「これのどこが浮気に見える?君の目は節穴か?」
「弁解なんて見苦しい。あんたねぇ、ちょっとはお姉様の事考えなさいよ。お仕事の邪魔になるからって会場を出て行ったのよ?どうせ気づいてないんでしょ?」
また1人で行ってしまったのか…。
どのくらい話してたかなんて時間はわからないが、俺の隣にいたまりあはいなくなっていた。
「公衆の面前で浮気なんて最低ね。」
怒気の含んだ声が聞こえ、顔を横に向けると仁王立ちした妹がいた。
「誰この子?知り合い?」
「まりあの妹だ。」
妹は俺と冴子を交互に睨み付ける。
「さっきはお姉様がああ言ったからしょうがなかったけど、今は邪魔していいのよね?」
本当に…どこまでも邪魔をするのが好きなんだな。
「で?この人誰よ?お姉様より大事なわけ?」
「君には関係のない事だ。」
「関係ならあるわ。私のお姉様の婚約者が浮気してるなんて大問題よ。」
「これのどこが浮気に見える?君の目は節穴か?」
「弁解なんて見苦しい。あんたねぇ、ちょっとはお姉様の事考えなさいよ。お仕事の邪魔になるからって会場を出て行ったのよ?どうせ気づいてないんでしょ?」
また1人で行ってしまったのか…。