溺愛ラバーズ
クローゼットの中もベッドもチェストもドレッサーもカーテンまでもがなくなっていた。
リビングに向かい、力なくソファーに座った。
落ち着こうと煙草に火を付け、机の上にある灰皿を取ろうと手を伸ばすと白い紙が目に止まり、灰皿じゃなくそれを掴んだ。
白い紙はまりあからの手紙だった。
―――――――――――――――
樹さんへ
父から話は聞きましたか?
父の言った事は本当です。
初めて樹さんに会った瞬間に私は貴方を好きになりました。
一緒に生活を始めて、ますます好きになりました。
私の悪いところをちゃんと叱ってくれて、得意な料理は褒めてくれました。
甘やかさずに、悪いところは悪いと言ってくれる樹さんが大好きです。
樹さんと初めての経験が出来て幸せでした。樹さんから離れてたくないと離したくないと思いました。
樹さんの気持ちを無視してごめんなさい。
我が儘でごめんなさい。
甘えたの私はなんでも思い通りになると思ってました。だから、樹さんは私のもの。樹さんを好きなのは私だけ、なんてバカな事を思ってました。本当にごめんなさい。
リビングに向かい、力なくソファーに座った。
落ち着こうと煙草に火を付け、机の上にある灰皿を取ろうと手を伸ばすと白い紙が目に止まり、灰皿じゃなくそれを掴んだ。
白い紙はまりあからの手紙だった。
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樹さんへ
父から話は聞きましたか?
父の言った事は本当です。
初めて樹さんに会った瞬間に私は貴方を好きになりました。
一緒に生活を始めて、ますます好きになりました。
私の悪いところをちゃんと叱ってくれて、得意な料理は褒めてくれました。
甘やかさずに、悪いところは悪いと言ってくれる樹さんが大好きです。
樹さんと初めての経験が出来て幸せでした。樹さんから離れてたくないと離したくないと思いました。
樹さんの気持ちを無視してごめんなさい。
我が儘でごめんなさい。
甘えたの私はなんでも思い通りになると思ってました。だから、樹さんは私のもの。樹さんを好きなのは私だけ、なんてバカな事を思ってました。本当にごめんなさい。