溺愛ラバーズ

変と言うより間違ってる。




最初に愛せないと言ったんだから、まりあさんを欲しくなるわけがない。





「風呂に入る。」





靴を脱ぎ、自室に向う。





もう、くせになってしまったのか自然とため息をついてしまう。





スーツを脱ぎ、着替えを持って風呂に行った。





1人暮らしの時はシャワーで済ましてたが、今日はお湯がはってあったから浴槽に浸かる事にした。





風呂も洗ってもらって、夕食の準備までしてもらってる。





今までは自分だけだったからコンビニで弁当買ったり、ビールとつまみだけだったり……





今日からはそうはいかないんだな。





風呂から上がるとテーブルには、晩飯の用意がしてあってまりあさんもイスに座って待っていた。





「先に食べててよかったんだが。」


「ダメですよ。1人で食べると美味しくないんです。」





1人で食べようが、2人で食べようが味は変わらないと思うんだが。





「いただきます。」


「どうぞ。」





箸を持ち、一口食べる。





普通に美味しい。