溺愛ラバーズ
「本社から来た高杉だ。巴部長を呼んでもらえるか?アポは取ってある。」


「少々お待ち下さい。」






支社に行き、部長が来たところで部屋に通される。





ここの部長は40代後半といったところだろう。





俺を見て驚いていた。





書類をもらったり渡したりとそれを見て話す。





その後、社内を見て回り2時間ほどで帰る事が出来た。





タクシーを飛ばしてもらい、ホテルに帰る。





部屋のドアを開けてもまりあの姿がない。





焦る事はないのに、焦って寝室に向かうとなんとも無防備な姿で寝ていた。





「ただいま。」





そう言って軽くキスをしただけなのにな――――…。





何度キスしても止まらなくて、舌まで入れる始末。





「んっ………ふぁっ………。」





俺を煽る声が漏れ、余計離せなくなってしまった。





「いつ、き…さん?」


「ただいま。」


「お帰りなさい。」





フニャッと笑った顔が可愛くてまたキスをする。





「んぁ……はぁ…苦し……。」





唇を離すと、涙目で呼吸を整えるまりあの姿。




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