溺愛ラバーズ

なんとなく、樹さんと誠くんは寝顔が似ていて樹さんが小さい時もこんな感じだったのかな、と笑ってしまった。





私もゴロンと横になって、誠くんの手をキュッと握る。





今日は樹さんがいなくてずっと気持ちが沈んでいた。





こんなんじゃダメだよね。





後3日もこんな調子じゃ、誠くんを不安にさせるかもしれない。





“おはよう。
誠はもう起きてるか?
また昼に連絡する。

じゃあ、仕事に行ってくる。


愛してるよ、まりあ。”





朝起きると携帯が点滅しててメールが受信されていた。





受信メールBOXには、樹さんからのメール。





メールを読んで、嬉しくて樹さんに届くようにと画面にチュッとキスをした。





“樹さん、おはよう。
誠くんはまだ寝てるの。
夢の中みたい。

お仕事頑張ってね。
愛してます、樹さん。”