溺愛ラバーズ
「ありさちゃんは来ないの?」





ドアに寄り掛ったありさちゃんは、苦笑しながら私はパスと言われた。





「全く、素直じゃないな。」





突然、低い声がして私達は固まってしまった。





「おかえり。」


「ただいま、ありさ。」





ありさちゃんの旦那さん、宗士さんと





「あっ、海斗さん!」





かれんちゃんの旦那さんがドアの方に立ってた。





「ただいま、かれん。」


「おかえりなさぁい。」





かれんちゃんは嬉しそうに駆け寄り、海斗さんに抱きついた。





2人は抱き締め合いながら、キスしてる。





宗士さんもありさちゃんのホッペにキスしてる。





それを見た私はなんだか恥ずかしくなっちゃう。





それと、ラブラブで羨ましいって思っちゃう。





「うっわー……。」





私の隣でボソッと呟いたひなのちゃんは嫌そうに、顔を歪めてる。





………………あれ?





なんで2人がいるの?





迎えに来たのかな?





「今日は、みんなで夕食食べるんだって。ママが張り切ってたよ。」





えぇ〜いいなぁ。

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