渡せなかったラブレター

ありえない緊張

屋上のドアの前で足を止めてその場にしゃがみこんだ。




「はぁ・・・」




無意識でため息をついてしまった。




有里奈が静かに言った。




「大丈夫??」




私は明るく振舞ったつもりで言った。




「全然大丈夫じゃないよぉ!!もう緊張しすぎて汗だっくだく!!!」




今、本当にダクダク・・。

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