幸せな結末
待ちに待った金曜の午後なのだが、俺は昨日から課長に監視されていた。

表面的にはパソコンとにらめっこをしているように見えるが、その視線は完全に俺に注がれていた。

この間勝手に俺が仕事を抜け出したから、このような状況になったんだけど。

痛いくらいに課長は俺のことを見つめている。

このまま行ったら、穴をあけられるのは時間の問題だ。

そう思っていた時、携帯電話が鳴った。

右手でキーボードをたたきながら、左手で携帯電話を取り出した。

美羽ちゃんからのメールだった。

メールの内容はいつもと一緒だ。
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