幸せな結末
そんなにプレッシャー与えてもいいのかしら?

そう言いたかったけど、黙っておくことにした。

春のポカポカとした陽気が気持ちいい。

それにしても…私は未だに信じられないでいた。

だって、一也さんとつきあっているんだもん。

事実だけど、まだ信じられなくて仕方がない。

――つきあってください

一也さんから告白された日、私たちはつきあい始めた。

最初は信じられないのと恥ずかしいのとで、どうすることもできなかった。

今では“一也さん”と名前で呼ぶくらい、親密になった方かなと思う。

一也さんからは相変わらず、わたしのことを“美羽ちゃん”と呼んでいるけどそれも悪くないかなと思う。
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