妄想な彼女



お、終わった?


暗幕が降りたステージの中心にしばらくいてから、ふと思った




「常陸!」
「常陸先輩っ!」


タタタと観月と河辺がやって来た



「あれで…よかったのか?」


しゃがんだまま2人を見上げる



すると観月と河辺は顔を見合わせニコッと笑ったあとに、俺を見た


「「もちろんっ」」



「そ、っかぁ」



―やったっ。

心の底からぐわぁっときた気持ち


こんなん初めてだ。


さんきゅーな




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