妄想な彼女



夏も終わりに近づきはじめ、あれ以降嫌がらせされたということは聞いていない


まぁ、でも…アイツはアホだから気付いていないだけかもしれないし


最近は新しい劇の案がまとまらないとかで、1日中くるくる回りながら悩んでいるし…

きっと周りが見えなくなっていると…思う。

―ひやり


……っ!!



部室にいると

何故か、ひんやりとぞぞぉっとした感覚が背中に伝わる




な、ななに?今の…っ



他の部員も同じものを感じたのか、全員が恐る恐る振り返る





「「わ゛ぁ゛あ゛ぁぁぁあぁぁああ!!!!!!」」




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