妄想な彼女
「と。いうわけで!
皆さん全員にこれから剣術を身に付けていただきます!」
「「はぁっ!?!?」」
その場にいた全員が首を傾げた
唐突過ぎんだろ…
俺達がそんなことを思っているのが伝わるはずもなく
円城は一人一人に竹刀(剣道部から借りてきたらしい)を渡した
「これから特訓です!」
「「えぇーーー……」」
全員が心底嫌そうな顔をして肩を落とす
「やりますよね?」
「「はい。」」
彼女の笑顔が鬼に見えた瞬間だった