妄想な彼女
晴紀も初めて会った美緒をじぃっと見てる
端から見るとまるで見つめあってるみたいだ
なんかムカつく。
「おい美緒…「もしかして、棗サンのお友達ですかっ?」
…は?
なんでお前がそれを訊く必要がある?
「そうです!親友です~♪いやぁ、いつも“親友”の棗がお世話になっております!」
晴紀はそう叫ぶとビシィッと敬礼をした
…何故に敬礼?かは今は触れないでおこう
「いやいや。コチラこそ!」
美緒と晴紀は熱い握手をする
お前達は俺の親かっ!?
ってか寧ろ俺はコイツらに世話になるどころか“世話してる”方だと思うんですけど…
俺のそんな心境に気付くはずもなく、2人は何故か盛り上がり始めた