妄想な彼女
「すごーい。そんな長いセリフをっ…
円城美緒、感動しておりますぅ!
日頃の発生練習が今ここで実ったんですね!」
なんだそりゃ。
おまけに両手を広げて「生きててよかった!」とか言ってるし…
「お前!姫のこと名前で呼んでるのか!?いつからっ?はっ…お前らもうそんな関係に…っうぅ」
……………
………
はぁ…。
なんか体の力が一気に抜けてった感じ。
マジに怒ってた自分が馬鹿らしくなった…
「これなら今日の本番も安心ですねっ!棗サンのお友達サン!是非見に来てくださいねっ…」
…は?
「おいっ…俺はコイツッ「えぇ!是非見に行きます!」
「でわ!これから準備があるので失礼します!」
「頑張ってくださーい!」
なんか…どっと疲れた…
俺は美緒に引っ張られながら約2ヶ月分の疲労感を感じていた