妄想な彼女



ガラガラ


図書室につくとカリカリと何かを書く音だけがしていた


「円城…?」


奥の方まで行ってみると、円城が座っており周りには本の山


「んー…でもこっちがこうなると…
あぁ☆☆☆☆」

俯いていた円城の顔が上がりパァっと輝いた

でもすぐに表情が曇る


「でも、こっちがこうなるとあっちがこうなって…
あ゛ぁー最悪ぅ…」


どうやら円城は俺が来たこと自体気づいていない


完全に…



~円城WORLD☆突入~って感じ…



「えんじょー…」


「やっぱり無理か?公演自体が無理なのか…

い、いや!そんなことないはず!」




なんか…この展開、慣れてきたんですけど。



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