妄想な彼女



「実は…こんなのを先輩たちの下駄箱に入れてきたのです!!!」


そう叫んで美緒が取り出したのは…


『果たし状』と描かれた和紙



まるで漫画に出てくるようなその『果たし状』を見て俺たちは固まってしまった




「何してんだよぉぉぉ~~!!!」

バシッ!!
「いでッ!!」


「美緒。バッカじゃないッッ!?!?」


「よりによってなんで果たし状何だよ!?」



俺→河辺→観月の順に美緒を怒鳴りつけるが、当の本人はキョトン顔…



「え?素晴らしい作戦だとは思いませんか?」



「「全ッッ然思いません!!!」」



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