妄想な彼女




「…」


「……」



あ、あのー…


気まずくないですか?


ずーっと無言なんですけど。




「…棗サン。あ、あの…
色々無茶いってすみませんでした…」


先に口を開いたのは円城だった


「人を愛する演技が一番難しいのに…っ
自分の考え押し付けて…」


「いや…あの、俺もいきなり飛び出して悪かった」


「それはいいんですっ…!」

…え?


「こうやって戻って来てくれたから関係ないんですっ!」


意外な発言に俺は戸惑いまともに円城の顔が見えない


< 78 / 326 >

この作品をシェア

pagetop