妄想な彼女
「ってな感じです…はい。すみません。
人に言っておきながら自分も下手くそでして…」
今にも土下座をしそうな勢いで円城は何度も頭を下げる
「はぁ…?」
俺は思わず叫んでしまった
「どこが?」
「えっ?」
「お前、上手いじゃん。」
「えぇ!?」
素直に出た感想だった
円城は顔を真っ赤にしてあたふたしている
「俺も頑張るから。お前の足を引っ張らないように」
ポンと円城の頭に手を置き呟く
「足引っ張るなんてありえないですっ…!
で、でも!よろしくお願いしますっ…
あたしも精一杯頑張りますっ!」
…っっ////
やべぇ…か、かわいいん…ですけど?