リボン
一番辛かったのは6月だったかな?

いきなりアツキから『別れよう』ってメールがきて泣いて―…。




帰りの電車の中、いつものアツキの笑顔は見れなかった。下を向いたまま無言でアツキはあたしの隣に立っていた。
「アツキ?」
あたしはアツキの頬にそっと手をあてた。
アツキはチラッとあたしと目を合わせてまた下を向いた。

嫌な予感がした。
今までこんな態度とられたことがなかったから悲しくて、あたしも何も出来なくなった。

「バイバイ―…。」
あたしは電車から降りた。

家に着いてすぐにメールをした。


『アツキ大丈夫?』


アツキからメールは


『考え事してた』


絵文字もないメール。
あたしはただ

『だいすきだょ★』

と送った。
すぐにメールがきた。

『俺もだよ』

また絵文字がない―…。


だいぶ悩んでるみたいだからメール休んであげよ♪大好きって言ってくれたし、あたしのことで悩んでるんぢゃぁないよね~♪


あたしはケータイをベットの上に置いてお風呂入った。




お風呂から上がりケータイを開いたらメールが三件入ってた。全部アツキからだった。


なんだ~♪普通にメールしてても良かったじゃん(^.^)♪

一件目のメールには

『話がある』


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