黒の三日月
「えーっと、ですね……実は就任したばかりの王様が、突然倒れられて執務不能状態になりまして。
あっという間に王様が交代になった訳なのですよ。
その交代のタイミングがヒイラギと岩代のリミット15秒前でして」
「つまり王様はただの死神に戻った。ただの死神には王様のような権限はない。
つまりヒイラギは助かったと言う訳。分かった?」
……倉山達も戻った直後にその事実を知ったと言うし、
分かったかと言われたら分かったと言わざるを得ないけれども。
何でこんな時にそれを言うのかな?
更に聞き出してみれば今度の王様は珍しく人間の女性を花嫁にすることを望まない人らしく、
私みたいな人は出ないとの事。それを聞いて安心した。ただ。
「本当に死んじゃったかと思ったじゃない……」
ヒイラギに思わず抱きつき、たった一言それだけを。
あっという間に王様が交代になった訳なのですよ。
その交代のタイミングがヒイラギと岩代のリミット15秒前でして」
「つまり王様はただの死神に戻った。ただの死神には王様のような権限はない。
つまりヒイラギは助かったと言う訳。分かった?」
……倉山達も戻った直後にその事実を知ったと言うし、
分かったかと言われたら分かったと言わざるを得ないけれども。
何でこんな時にそれを言うのかな?
更に聞き出してみれば今度の王様は珍しく人間の女性を花嫁にすることを望まない人らしく、
私みたいな人は出ないとの事。それを聞いて安心した。ただ。
「本当に死んじゃったかと思ったじゃない……」
ヒイラギに思わず抱きつき、たった一言それだけを。