【短編】コクレン部。-あたしの恋の練習台-
◆廃部の危機!?
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それからというもの、あたしも先輩みたいにちょっとばかし“変”になってしまった。
いや、より正確に表すと“変”の前に『意識しすぎて』と捕捉する言葉が必要だ。
あんな年がら年中変な人と同じくくりにされるなんて嫌だし・・・・。
あ、でも、それならそれでお揃いだから悪い気はしないんだけど。
でも、問題は山積み。
顔がイイぶん何気に女子から人気があるらしく、おちゃらけた性格だから交友関係もかなり広い。
それゆえ、あたしとサヤ以外の女子のことを“ちゃん”付けで呼ぶだけでイライラする。
・・・・最近はサヤを呼ぶときもちょっと抵抗を感じはじめているし。
それに、依頼をしてくれるのはいいんだけど、その大半が女子で。
だから必然的に先輩が相手をすることになって・・・・見ているだけのあたしは、どうにもイライラ。
先輩に対する気持ち、周りの女子への苛立ち、などなど。
・・・・徐々に、だけど確実に抑えるのが難しくなってきている。
それが問題。