【短編】コクレン部。-あたしの恋の練習台-
◇部則、追加!?
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それから3日間、ショックのあまり熱を出してしまったあたしは、学校を休まざるをえなかった。
・・・・というか、ケンカや告白のほとぼりが冷めるまでは学校を休みたい気分だったから、逆に都合がよかったんだけど。
あれから先輩からの連絡はなく。
あたしの携帯の着信履歴やメールの受信フォルダは、サヤの名前がズラリと並んでいた。
本当は誰とも話したい気分じゃなかったけど、サヤにだけは包み隠さず全部を話して。
だって、サヤは親友。
サヤからの連絡を絶ち続けるにはいくらなんでも無理があった。
『チカはよくやったよ〜!すごいよ、3年相手に先輩を守って!』
屋上でのことを話すと、サヤはそう言って褒めてくれて。
『そっかぁ、つい言っちゃったってパターンかぁ。でもチカの気持ちはバッチリ届いてるよ!大丈夫よ、チカ!』
力いっぱい励ましてもくれた。
そうしてやっと学校に行く元気が出てきた4日目、あたしは終業式に出るため学校へ向かった。