キミは俺をわかってない。


雅は「チッ。」と舌打ちすると「みんな荷物全部片付けて裏道から出ろ!」と言った。


警備員に見つかっては大変だ。

確実に退学になるだろう。


雅は私から離れるとプールの入口に向かい内側から鍵をかける。


また取り残された私はみんなが裏口へ向かう中、独りとぼとぼと歩きプールに備えつけられているトイレに向かった。


やっぱりパーティーなんて来なきゃよかった。


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