キミは俺をわかってない。


だってセレブ達が私みたいな庶民と仲良くするわけないでしょ?


だけどこのバカは私を見下したりしない。


雅はバカで常識ないけどなんだかんだ頼りになる。


この学校で唯一の話し相手なのだ。


「てかさぁ…
お前今日のパーティー来る?」


「いかないわよ。
あんなバカの集まり。」


そう、私は一度もパーティーに出たことがない。


まず着て行くドレスも参加する会費もないしね。


それにセレブの集まりなんて行きたいとも思わない。


………少し興味はあるけど。




「なんなら俺が会費「葵様よ!」


雅の言葉を防いで、いきなり騒ぎ出すお嬢様達。


毎朝、毎朝、飽きないのかしら?


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