クール無口彼氏と恋する理由
「退かした代わりに」
「……」
「俺と付き合え。」
「え!?何で!?何で!?あたし矢野のこと好きじゃないよ!?」
「お前に拒否権はない。はい、決定。」
「それと同時に、俺のメイドだ。」
え…
メイドって…
「あの…おかえりなさいませぇ♪っていうヤツだよね…。」
あたしはメイドさんのフリをしてみた。
動作もね。
すると矢野は顔を赤くした。
「ど…どうしたの!?熱あるの?しんどい?保健室行く?」
矢野に質問攻めをするあたし。