君に恋することⅠ-未来-
―――時は数日前..
いつもと変わらず、
昼休みは屋上にいた。
もちろん篤希と。
お弁当を黙って食べる篤希に
あたしはこう尋ねた。
「ねぇ篤希?」
「ん?」
箸を止まらせ、
あたしを見つめる瞳に賭けてみた。
「あたしのこと…抱ける?」
「…は?」
「抱いてって言ったら…抱ける?」
この考えはどこから生まれた?
“スキ”って言ってくれない篤希への…嫌がらせ?
事前に用意してた言葉なんかじゃない。
その時ふと浮かんだ言葉…。
ただそれだけ。
いつもと変わらず、
昼休みは屋上にいた。
もちろん篤希と。
お弁当を黙って食べる篤希に
あたしはこう尋ねた。
「ねぇ篤希?」
「ん?」
箸を止まらせ、
あたしを見つめる瞳に賭けてみた。
「あたしのこと…抱ける?」
「…は?」
「抱いてって言ったら…抱ける?」
この考えはどこから生まれた?
“スキ”って言ってくれない篤希への…嫌がらせ?
事前に用意してた言葉なんかじゃない。
その時ふと浮かんだ言葉…。
ただそれだけ。