紅
その少女。
無数の死体が私の道の進路妨害をする。
血のむせかえるような独特なにおいが鼻を刺激する。
でも、この死体を散らかしたのはこの私。
過激派、鬼兵隊に所属している高杉様のために人を斬る。
それが私の仕事だ。
異常。
そんなことはわかってる。
だけど・・・。
高杉様に害を受けさせる真似はさせない。
高杉様は私の恩人だ。
絶対に守り、永遠の忠誠を誓い、杯を交わした
幼いころ、私の両親は天人に斬り殺された。
目の前で崩れ落ちる両親。
私は何もできずに天人に人身売買に売られた。
気持ちの悪い世界。
人が人を売って、人が人を買う。
私はどこかの星のお偉い人に買われ毎日汚いことをされた。
こんなところに居てはだめだ。
でも、私はここから出ていけば変われるのだろうか?
そう自分に言い聞かせ自分ではどうすることもできないまま月日は流れていった。
そんなつまらない日々の中で16歳の時、私の人生は変わった。
冬のある日のこと。
風で、雪で、窓をガタガタと揺らす。
その音で目を覚ますと煙の臭いが鼻を刺激した。
私はこの家の主人の護衛をしている。
ベットから飛び降り、自分の刀の鞘を部屋に放り出して、
主人のもとへとかへ着ける。
忠誠心など欠片もないが私を高いお金のだして買ってくれた人だ。
この人に使ってもらい、ここで死ぬのも悪くはない。
主人の寝室からは火が出ていた。
「ご主人様っ!」
どんなに叫んでも主人の声はない。
また、私の居場所がなくなったのか。
「・・・おめーは天人か?」
物陰から男の声がする。
主人を殺った人なの?
「主人を殺ったのは貴様か」
問いただしたのに、返事はかえってこない。
「答えろ・・・」
「俺だ」
男はといい物陰から出てきた。
一瞬男に驚いた。
血のむせかえるような独特なにおいが鼻を刺激する。
でも、この死体を散らかしたのはこの私。
過激派、鬼兵隊に所属している高杉様のために人を斬る。
それが私の仕事だ。
異常。
そんなことはわかってる。
だけど・・・。
高杉様に害を受けさせる真似はさせない。
高杉様は私の恩人だ。
絶対に守り、永遠の忠誠を誓い、杯を交わした
幼いころ、私の両親は天人に斬り殺された。
目の前で崩れ落ちる両親。
私は何もできずに天人に人身売買に売られた。
気持ちの悪い世界。
人が人を売って、人が人を買う。
私はどこかの星のお偉い人に買われ毎日汚いことをされた。
こんなところに居てはだめだ。
でも、私はここから出ていけば変われるのだろうか?
そう自分に言い聞かせ自分ではどうすることもできないまま月日は流れていった。
そんなつまらない日々の中で16歳の時、私の人生は変わった。
冬のある日のこと。
風で、雪で、窓をガタガタと揺らす。
その音で目を覚ますと煙の臭いが鼻を刺激した。
私はこの家の主人の護衛をしている。
ベットから飛び降り、自分の刀の鞘を部屋に放り出して、
主人のもとへとかへ着ける。
忠誠心など欠片もないが私を高いお金のだして買ってくれた人だ。
この人に使ってもらい、ここで死ぬのも悪くはない。
主人の寝室からは火が出ていた。
「ご主人様っ!」
どんなに叫んでも主人の声はない。
また、私の居場所がなくなったのか。
「・・・おめーは天人か?」
物陰から男の声がする。
主人を殺った人なの?
「主人を殺ったのは貴様か」
問いただしたのに、返事はかえってこない。
「答えろ・・・」
「俺だ」
男はといい物陰から出てきた。
一瞬男に驚いた。