恋花
「でわ~
 ここからさらに頂上まで登ります!!」

......はぃ!?
ここは頂上じゃないの??
だってここ「頂上小屋」だよ??
頂上の山小屋だよ??

「優奈行くぞっ!!」

そう言って大生は優奈の手を引いてくれた。

「うん
 けど、優奈もう疲れたから無理~
 ゆっくり行くから大生先行っててもいいよ?」

自分のペースじゃないと
登山って疲れちゃうもんね。

「いいよ~!!
 姫を置いて行けるわけねーし(笑)」

............。
姫....

「姫じゃないも~~~~ん」

も~ん
も~ん
も~ん....

(笑)

「優奈の声に山びこが答えた~(笑)」

「あははははははははは」

2人が笑い合っているうちに頂上に着いていた。

「優奈~~!!
 先行っちゃってごめんね(汗)」

「奈央ちゃん!!いいよいいよ!!
 優奈は大生と一緒にいたしね♪♪」

「そっか~
 ごめんね~!!」

「優~奈~!!
 奈~央~!!
 こっち着てみ~~~~」

大生が呼んでる。

「行く~~~~~!!」

奈央ちゃんが答えてる。

蒼生くんは....??

「ねぇねぇ
 奈央ちゃん!?
 蒼生くんはどこにいるの??」

「ん??蒼生は友達んとこ」

友達のところかぁ...
そっか...

「優奈??
 顔色悪いぞ!?
 大丈夫か??」

大生が心配してくれてる。

「うん
 優奈は大丈夫だよ
 それより奈央ちゃんを1人にしないであげて」

「お~
 じゃぁ行くな!!」

「う...ん....」

バタンッ

優奈はいきなり眠くなり
そこから意識がなくなってしまった。
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