二人だけの秘密
ある日
夜中のコール。

澤辺さんからだった。

「もしもし?お疲れ様です。」
「ゴメン。寝てた?」
「いえ。大丈夫です。」

澤辺さんの電話。
いつしか私は待つようになっていた。


出張が決まった連絡だった。
しかも出張先は
私が勤務するエリア内での仕事。


澤辺さんと会える。

この前駅で会った日から
2週間も経ってなかったけど
すごく長く感じていた。


私はその日が来るのを楽しみに待った。
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