二人だけの秘密
数件立ち並ぶホテル街。

「ここでいっかな?」
「どこでもいいです」
そんな会話しながら
私達はサッとホテルに入る。

恥ずかしいよねぇ。
入る瞬間って。
慣れることなんてないよね。

私と澤辺さんは
ラブホテルに入るのは初めてだったの。


「うわぁ。へぇ~」
澤辺さんは驚いている。

その様子を見て私は少し嬉しかったの。
そう言ってるってことは
最近はこういうところに出入りしてないってことだもん。
ね。


私達はベッドに腰掛けて
TVをつけた。

澤辺さんとはいつも
いきなり!
って展開はないの。

いつも少しまったり。

買い込んでいたお酒を飲みながら
少しお話した。

「時間もあまり無いし・・・
先シャワー入る?」
そう促されて私はシャワーを浴びた。


シャワーを浴び終わって。
またふと考えるの。

今日はタオル巻いて出て大丈夫よね?
場所的に。。。
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