二人だけの秘密
「お邪魔します」
そう言って澤辺さんは部屋に入った。


私達はベッドにゴロ寝しながら
くっついてTVを見ていた。

今日はゆっくりできるもんね。
たまにはこういうのもいいな。

すると澤辺さんの携帯が鳴ったの。
「あっ。家からだ・・・ちょっと出てくるわ」
そう言って澤辺さんは
電話に出て話しながら
廊下に出て行ってしまった。


私は携帯を取り出し
いつものように彼にメールをした。
【今日は遅くなりそうだったので一泊して
朝一で帰ります】

彼には出張だと伝えていた。
変に連絡が来ても困る。
先手を打つ為にメールをしたんだけど・・・。



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